NGSアライアンスパネルの提供を拡大 〜専門家によって設計・検証されたパネルを研究用途で提供

Twist Bioscience(以下Twist)は、専門家によるアライアンスパネル製品の提供を拡大することを発表しました。Twistアライアンスパネルは、世界をリードする専門家とのコラボレーションにより設計されており、検証済みのDNAプローブをTwistが提供する次世代シーケンス(NGS)のワークフロー、ターゲットエンリッチメントと組み合わせて使用します。TwistのOEM戦略の延長線上で、Twistはアライアンスパネルプログラムを通じて、幅広い臨床アプリケーションを提供します。

アライアンスパネルの第一弾として、TwistはRegeneron社の子会社であるRegeneron Genetics Center LLC(RGC)と共同で、集団遺伝学のジェノタイピングアッセイであるTwist Diversity SNP Panelを開発しました。

さらに、TwistはAnchorDxと共同で、The Cancer Genome Atlas (TCGA)データベースに基づき、31のがん種と47のTCGAデータベースの疾患を含むTwist Alliance Pan-Cancer Methylation Panelを開発しました。このPan-Cancerパネルは、シーケンスコストを削減し、解析の複雑さを軽減します。乳がん、大腸がん、非小細胞肺がんの腫瘍生検サンプルを用いた検証が行われました。パネルに含まれるDNAメチル化領域は、最も一般的ながんであるこれら3つのがんにおいて、がん組織と非がん組織を明確に区別することがわかりました。このパネルの基本性能データを、2021年10月14日(木)の日本人類胃遺伝学会第66回大会 第28回日本遺伝子診療学会大会 合同開催ランチョンセミナー(Twist Bioscience)にて紹介しました。

Twistは、世界中の主要な研究機関とのパートナーシップにより、キャリアスクリーニングからがん診断や全エクソームシーケンスまで、様々なアプリケーションに対応する高品質なターゲットエンリッチメントパネルを有しています。Twistアライアンスパネルは、精密で均一性の高いオリゴヌクレオチド合成の強みと、主要な科学研究パートナーの専門知識を組み合わせたものです。優れたデザインのカスタムターゲットエンリッチメントパネルは、全体のシーケンスを減らしながら、ターゲット遺伝子のシーケンスカバレッジを増やすことができます。これより、ターゲット配列のより高感度な検出や、より信頼性の高いバリアント検出が可能になります。

詳細は下記の英文記事をご覧ください:
https://investors.twistbioscience.com/news-releases/news-release-details/twist-bioscience-expands-expert-custom-alliance-panel-offering