リキッドバイオプシーアッセイ開発のための血中循環腫瘍DNAリファレンスコントロールを販売開始

Twist Bioscience(以下Twist)は、血液サンプルからがんを検出するリキッドバイオプシーアッセイの開発および継続的なモニタリングに使用可能な、高品質のポジティブコントロール「Twist cfDNA Pan-cancer Reference Standards」の発売を開始します。

リキッドバイオプシーアッセイは主にNGSを用いて腫瘍DNA(ctDNA)を解析するもので、臨床腫瘍学において有望で成長している分野です。超高感度かつ正確なctDNAベースのアッセイを開発し標準化することは、結果として得られる分析結果を臨床上の意思決定に確実に反映させるために最も重要です。

従来の標準サンプルでは、バリアントの数やバリエーションが限られており、不要な配列変異が含まれていたり、異なる断片長の細胞株由来のDNAが使用されています。Twist cfDNA Pan-cancer Reference Standardsには、SNV、InDel、融合遺伝子、構造多型を含む400以上のバリアントに加え、臨床的関連性の高い140以上のバリアントが含まれています。また、天然由来の体液中を循環するセルフリーDNAのパターンを厳密に模倣しており、独自のタイリングデザインで設計されたすべてのバリアントをTwistのシリコンプラットフォームを用いて合成しています。特定の変異アリル頻度(VAF)が精密に制御されており、NGSとddPCRによる品質管理がなされています。細胞培養法で課題となるコンタミによる影響を回避し、超高感度のNGSベースのリキッドバイオプシーアッセイの検出限界を実証するのに役立ちます。

TwistのctDNAコントロールは、がんのリキッドバイオプシーアッセイで目的とされるctDNAバリアントの検出に対する高い品質基準を提供します。製品の概要はこちらからご確認いただけます。

このお知らせの詳細は下記の英文記事をご覧ください:
https://investors.twistbioscience.com/news-releases/news-release-details/twist-bioscience-launches-circulating-tumor-dna-reference