2021.2 ウェビナー:ターゲットシーケンスによる変異検出の向上 〜Improved mutation detection with targeted sequencing〜

ターゲットシーケンスによる変異検出の向上 ー 250名を超える方々にオンライン視聴をいただきました、ドイツ(University of Tübingen、Computational Biomedical Genomics、Institute for Medical Genetics and Applied Genomics)の Stephan Ossowski教授によるウェビナーウェビナーのご紹介です。

“Detecting known and novel mutations in a host’s SARS-CoV-2 population by ultra-deep sequencing with unique molecular barcodes”

ウイルスは急速に変異し、SARS-CoV-2ゲノムでは何百もの変異が検出されていますが、最近報告された新型株B1.1.7のように感染率を高めるものもあります。新規変異はまた、診断検査の精度やワクチンの効率に影響を与え、臨床的に関連する表現型(疾患の重症度や治療に対する反応)と関連している可能性があります。

本ウェビナーでは、Ossowski教授がTwistのSARS-CoV-2 RNAコントロールを使用してNGSワークフローを検証するとともに、TwistのSARS-CoV-2パネルを使用してウイルスゲノム全体を均等にカバレッジすることに焦点が当てられました。キャプチャベースのターゲットエンリッチメントを組み入れることで、ウイルスゲノムの新規変異を効率よく明らかにすることができます。本ウェビナーでは、TwistのキャプチャベースのNGアプローチがアンプリコンベースのNGSよりもカバレッジの均一性がどのように優れているかなど、SARS-CoV-2ゲノムの様々なNGSによるアプローチの比較も取り上げられました。変異型に対するRT-PCRアッセイにおけるCt値の取り扱い、NGS解析で見いだされた様々な変異やその頻度と患者の症状との関連、ヨーロッパの各国に対する状況などのコメントも述べられました。

以下のウェブサイトから視聴できます:
https://www.twistbioscience.com/resources/webinar/improved-mutation-detection-targeted-sequencing