論文紹介アーカイブ:人工遺伝子

論文紹介一覧(日本の研究機関)

所属サンプルトピックス雑誌名
2025年10月筑波大学Whole-body or dissected tissue, Larval, dissected hindgut, Drosophila S2 cultured cells and HEK293T mammalian cultured cellsショウジョウバエにおいて後腸におけるイオン輸送ペプチドが体内の水のバランスを調節する役割を発見。 
bioRxiv
2025年10月 
慶應大学
mice line and RNA 哺乳動物の視覚システムにおいて光感受性を持つオプシン受容体の一種Opn3の遺伝子発現を調節、Opn3の機能的ノックアウトを達成 
Eye Vis (Lond)
2025年10月東京大学Mycelial samples of Eupenicillium shearii, chemically prepared and isolated pathway intermediates and Isotope-labeled amino acid神経保護作用を持つ天然物カイトセファリンの生合成経路が30年近くの時を経て初めて解明。薬学分野における新たな研究の展開への貢献が期待bioRxiv
2025年10月宮崎大学Cultured cell lines, pseudotyped viruses and antibodiesニパウイルス診断のために受容体を安定して発現する豚細胞系の開発に焦点を当て、疑似ウイルスを作成して疫学的な意義を評価、診断検査やワクチン開発のための新しいツールとして期待bioRxiv
2025年9月筑波大学Drosophila larval tissuesショウジョウバエにおいて 微小管制御タンパク質NudC 遺伝子がリボソームの生合成やホメオスタシスに関与していることを明らかに。bioRxiv
2025年7月東京都医学総合研究所PBMCs for antibody gene sources, yeast cells, Expi293F and HEK293FT mammalian cells and a recombinant pp71 construct 酵母ディスプレイを用いたサイトメガロウイルスpp71抗原に対するヒト単クローナルscFvの単離Antibodies
2025年9月岡山理科大学Recombinant antigen proteins and antibody 免疫吸着カラムを用いた血液浄化のため、自己抗体を標的とする滅菌可能な抗原固定化カラムを調製する新規アプローチを導入。この手法は様々な自己抗体関連疾患に応用可能。Journal of Bioscience and Bioengineering
2025年8月神戸大学Engineered strains and carbon/nitrogen substrates新規微生物生産経路によるp-アミノ安息香酸(PABA)から2,5-ピリジンジカルボン酸(2,5-PDCA)を生合成する代謝経路を開発、芳香族化合物生合成に幅広く応用できる有望な基盤を確立Metabolic Engineering
2025年8月東京都立大学Saliva samples, RNA controls野外や資源が限られた環境下での核酸検出を目的に、電源を必要としないコンパクトなLAMP装置を開発。感度・特異性・検出限界を検証し、Point-of-Care Testingにおける有用性を示した。Talanta
2025年7月宮崎大学Liver/Spleen tissues and Ascitic fluid from a 17-year-old spayed female domestic shorthair cat猫のまれな胆管がんがヒトのB型肝炎ウイルスに似たウイルスである家猫ヘパドナウイルスの感染と関連していることを報告。猫のB型肝炎ウイルス感染と胆管がんとの関連を示唆する結果。Jxiv
2025年7月東京大学In silico and wet-lab samples: engineered Streptomyces albusAIモデルを応用し、微生物のゲノム中に存在する生合成遺伝子クラスターの予測と設計を行い、合成遺伝子を作成して実験を行った結果、新規代謝産物の生成を確認、モデルの有用性を実証。bioRxiv
2025年4月福井大学 工学部Recombinantly expressed fusion protein4℃で2ヶ月間放置しても電流応答活性が80%程度維持される直接電子伝達(DET)を可能にする融合タンパク質を報告。安定性と機能性の両立を実現した酵素センサー構成要素として有望。Biotechnology Letters
2025年3月大阪大学 蛋白質研究所Synthetic liposomes containing various lipid compositionsハイスループットのタンパク質-脂質相互作用スクリーニングを通じて、脂質結合プローブを合理的に設計する方法を提供。細胞内の脂質動態を理解するための強力なツールとしての活用が期待(関連Twistウェビナーあり)bioRxiv
2025年3月
長岡工科大学
Sphingobium lignivorans SYK-6 and black liquor of oxygen-soda anthraquinone pulping of Japanese cedarスギの酸素ソーダアントラキノンパルプの黒液中にバクテリア株が代謝できず、エフェクターとして働く未同定の化合物を発見。転写抑制因子を同定し、転写抑制システムを解明。Green Chemistry
2025年3月筑波大学 生存ダイナミクス研究センターthird-instar larvae of Drosophilaアソバラコマユバチの寄生戦略に重要な毒成分を同定するためのマルチオミクスアプローチ。寄生を成功させるために重要な成虫原基縮退と呼ばれる現象に必要な特定の毒タンパク質を突き止めることができた(関連Twistランチョンセミナーあり)Science Advances
2024年12月大阪公立大学 工学部Komagataella phaffii GS115D-LDH遺伝子とプロモーターを最適化することで、D-乳酸の生産が増加。D-乳酸製造の効率を高めるための新たなツールや手法の開発に貢献する可能性。Biotechnology for Biofuels and Bioproducts
2024年11月自治医科大学human cells (HEK293) and knock-in miceベース編集を使用して血液凝固因子IX(FIX)の活性を増加させる戦略(FIX遺伝子への機能獲得型変異導入)を実施。治療の安全性を向上させる期待。対象遺伝子に特異的な編集を確認。血友病B患者に適用可能な治療法として機能する可能性を示唆。bioRxiv
2024年10月宮崎大学 農学部Virus霊長類およびネコ由来の細胞を用いて、B型肝炎ウイルスX(HBx)タンパク質を介するSmc5/6複合体の分解活性を異なる哺乳類宿主細胞にわたって研究。bioRxiv
2024年10月大阪大学 薬学部Caco-2 cells小腸上皮細胞の改変モデル細胞での薬物代謝活性を効果的に制御することが可能に。腸管毒性試験を含む薬学研究、薬物の吸収と代謝を研究するためのin vitroモデルとしての有用性に期待。Toxicol Lett
2024年9月大阪大学 蛋白質研究所ring proteins3つのRINGタンパク質が哺乳類の減数分裂中の再結合を調節する機能が示され、遺伝子組み換え技術の向上が期待。bioRxiv
2024年9月沖縄科学技術大学院大学transporter protein海洋に最も多く存在する細菌SAR11の輸送蛋白の解析と、世界的な海水サンプリングのメタゲノム解析から、地球規模の栄養素の循環に与える影響が明らかに。Nature
2024年7月宮崎大学 農学部VirusArterivirus GP5タンパク質による 、I型インターフェロンシグナル伝達の保存された拮抗作用が示され、将来のウイルス感染対策や治療法の開発が期待。viruses
2024年7月沖縄科学技術大学院大学RNA methyltransferasesRNAにメチル基を転移させる人工RNAメチルトランスフェラーゼ変異体の発現と機能解析により、細菌および哺乳類細胞におけるRNA修飾に関する新たな洞察を提供。bioRxiv
2024年6月慶應義塾大学 理工学部Bactotriptone for Green Glifon4000解糖系経路と転写-翻訳機構に必要なDNA配列の設計と合成により、市販のin vitro TX-TLキットであるPUREシステムを改良し、グルコースをエネルギー源とする解糖系と統合。Molecules
2024年5月千葉大学 薬学部main protease (Mpro) of SARS-CoV-2細胞アッセイでMproを発現させるコンストラクトを作成し、プロテアーゼを標的とする様々な阻害剤を元に潜在的な抗ウイルス活性を評価。International Journal of Molecular Sciences
2024年5月東京大学 工学部nivolumab scFv mutantsタンパク発現、精製、解析の全プロセスをプレート単位で処理することにより熱力学的特性評価をハイスループットで行うことが可能に。Protein Science
2024年4月東京大学 医学部Knockout cellNECTIN2-Rescue DNAのPAM配列の上流に同義変異を意図的に導入し認識を回避(NECTIN2ノックアウト細胞での機能回復)。NECTIN2は肺腺癌における新たな予後バイオマーカーで標的治療の潜在的なターゲット。Respiratory Investigation
2024年3月埼玉大学 理工学部Metalloprotein生体内で鉄-硫黄(Fe-S)クラスターの生合成に関わるオペロンを大腸菌での発現に最適化して人工リボソーム結合配列を持つように合成。異なる生物間でのFe-Sクラスター生合成の進化的起源と機能的メカニズムの進展に貢献。bioRxiv
2024年3月静岡大学Myxobacteria粘菌の新しい生合成遺伝子群を発見。コドンを最適化した合成DNAを用いて発現ベクターを構築し、新規クラスのペプチドが得られた。Journal of Bioscience and Bioengineering
2024年2月宮崎大学 農学部VirusヒトB型肝炎ウイルスや家猫ヘパドナウイルスを含む様々なオルソヘパドナウイルスXタンパク質の役割(ウイルスによる免疫回避のメカニズム)を詳細に検討、ウイルスの病原性をより深く理解するための異種間解析の重要性を強調。International Journal of Molecular Sciences
2024年2月沖縄科学技術大学院大学plant chitinaseタンパク質による新たな機能の進化的獲得としてキチナーゼ酵素のリモートループが抗真菌活性にどのように寄与しているか解明、複雑な生物学的機能を実現する新しい酵素機能をデザインする方法を示唆した。bioRxiv
2024年2月群馬大学 生体調節研究所Worm受精後に細胞が父方のミトコンドリアを選択的に分解し、適切なミトコンドリア遺伝を保証する選択的オートファジーの分子メカニズムを解明、発生生物学におけるその重要性を強調するとともに、ミトコンドリア病や生殖生物学の理解に貢献。Nature Communications
2024年1月北海道大学 医学部VirusBA.2.86 SARS-CoV-2の受容体結合ドメインに基づく一連の逆変異を構築、ACE2受容体への結合親和性を検討によるウイルス学的特性の解明とともに免疫回避や感染を起こす可能性を理解する上での重要な示唆が得られた。
Cell Host & Microbe
2024年1月東京電機大学Wheat小麦リポキシゲナーゼおよびその改変型の酵母発現組換え酵素を用いたグルテニンタンパク質の組成を分析し、小麦加工におけるの役割と、その産業応用の可能性、特に穀類を主原料とする食品の食感と品質の向上に関する知見を提供。Food Chemistry: Molecular Sciences
2024年1月バイオピークnanobody抗原特異的ラクダ類の単一ドメイン抗体(VHH)の開発において、合成したVHH配列をラムノース誘導性発現ベクターに挿入、VHHライブラリーを構築。大腸菌表面に発現させ、シングルステップ・コロニーアッセイでのスクリーニング系を報告。applied microbiology
2024年1月静岡大学 農学部Bacteriaミクソバクテリアのランティペプチドの異種生合成の研究において、コドンを最適化した新規ペプチドが強力な抗菌活性を示した。ミクソバクテリア由来の抗菌性ランティペプチドの最初の例、微生物の生合成と抗生物質開発における重要な一歩。Applied Microbiology and Biotechnology
2023年12月東京大学 農学部ArabidopsisシロイヌナズナのA-to-G塩基編集。標的外変異を生じることなく誘導することに成功、植物オルガネラにおける単量体TALEベースのアデニン・デアミナーゼの実現可能性が示された。Plant Physiology
2023年12月奈良先端科学技術大学院大学Yeastピキ亜酵母を用いた真核細胞におけるストレス(熱ショック応答)の研究成果。関連因子の探索により、ノックアウト変異が部分的に重複した遺伝子発現変化を引き起こし、細胞質タンパク質の折り畳み状態の制御と活性化に関する興味深い結果を得た。博士論文