COVID-19
研究者のみなさまへ
現在進行中のパンデミックとの世界的な戦いをリードする皆様の継続的な努力に敬意を表します。Twistは、SARS-CoV-2研究の様々なツールを開発し、研究者の皆様をサポートするためにできる限りのことを続けて参ります。
Twist合成SARS-CoV-2 RNAコントロールは、Twist社の遺伝子断片から生成され、ウイルスゲノムを99.9%以上カバーしています。これらはRT-PCRと次世代シーケンス(NGS)ベースのアッセイの両方で使用でき、株の病原性と伝播に関する研究を継続的に行うことを可能にします 。 当社のすべての合成SARS-CoV-2 RNA コントロールの詳細については、こちらの感染症関連ツールのページを参照してください。2020年の後半に欧米/アジア型の6種類を追加し、2021年1月には英国の変異株を2種類追加しました。現在、英国の変異株を含めた15種類のコントロールを合成SARS-CoV-2 RNA コントロールを提供しています。さらに、15種類の呼吸系ウイルスコントロールを提供しています。ご要望に応じてカスタマイズされた合成ウイルスコントロールもご利用いただけます。 私たちTwistは、SARS-CoV-2に対する科学コミュニティの取り組みに貢献できることを誇りに思っています。これらの取り組みにより、SARS-CoV-2やその他の呼吸器病原体のために広く使用されている合成ウイルスコントロールを含む、当社の製品のいくつかを使用して、研究ワークフローを簡素化したいと考えています。
2021年1月8日、WHO(世界保健機関)は「Genomic sequencing of SARS-CoV-2 – A guide to implementation for maximum impact on public health(SARS-CoV-2のゲノム配列決定 – 公衆衛生への影響を最大化するための実施ガイド)」を発表しました。このガイドラインは、Twistが提供するキャプチャベースのNGSアプローチが、アンプリコンベースのNGSアプローチよりもどのように優れているかについての示唆を含むものとなります。キャプチャベースのNGSは、プローブ配列に対して10〜20%の配列の違いがあっても機能します。この値は、PCRによるアンプリコンベースのNGSが変異に対して許容できるミスマッチよりも遥かに高く、多くの変異が導入されているウイルスに対し有利な方法です。キャプチャベースのNGSを、比較的多様性の高いSARS-CoV-2配列の濃縮のために首尾よく用いることができます。実施ガイドのハイライトについては、こちらのトピックスをご覧ください。 TwistのNGSツールは、最高のカバレッジ均一性を達成し、高いコストパフォーマンスを実現しています。単独で、または当社のSARS-CoV-2 NGS RUOアッセイと組み合わせて使用することで、SARS-CoV-2の全ての核酸配列を同定することができ、ウイルスの進化をモニタリングしたり、集団規模の監視を行うための貴重な研究ツールとなります。SARS-CoV-2のNGS分析の他にも、より広範な呼吸器パネル、包括的なヒトの病原体ウイルスを含むパネルなどのNGSツールも提供しています。 TwistのNGS製品やアプリケーションの詳細については、こちらのNGSのページをご覧ください。
さらにこのたび、SARS-CoV-2 S1またはヒトACE2タンパク質に対して特異性を持つ数十種類の抗体を発売しました。
2021年1月 |